丸竹ロッド制作(もっと軽く)

バット部分を取り換え可能&スケルトンリールシートで軽量化
穂先部分はいろんなパターンで製作しているので今度はバット部分を変更してみることに。やはり釣り場や魚種に合わせられればというのがありますね。
竹という素材は自然のものなので重量は多少変わりますし、調子もさまざまです。
そんな中でも素材的に優れている細身で強い矢竹を使用することにします。
矢竹って竹はスマートでかっこいいと個人的に思ってるので最近よく使ってます。
今回、長さは穂先が900mmに対してバット部分が900㎜と700㎜に。
900mmのほうは先径8.5mm、元径10.5mmで長くてやわらかめ。
700mmは先径8.5mm、元径10.5mmで短くて固め。
今回使用するリールシートはスケルトンタイプ フジ製のSKSSをチョイス。

フジ製でSKDPSもあります。好みの問題ですね。
900㎜の竹で37g+SKSS24g+竹のパイプ12g+トルザイトリング20㎜チタンフレーム3g
+糸巻とか接着剤とか含めて53gなり

700㎜の竹で27g+SKSS24g+竹のパイプ12g+尻手用竹22g+糸巻とか接着剤とか含めて58gなり
短いほうに飾りも含めて重いのをリアグリップを付けたため結構な重さになっていますが、
バランサーの役目もしているのでよしとしましょう。本来であれば長いほうにつけるべきなんですが、
おいおいバランスは釣りながら見ていくことにします。

使用する穂先はハイブリッドの竹とカーボンで27g(チタンフレームトルザイトリング)と
カーボンソリッド(元径4.8㎜、先径0.8㎜)27g(チタンフレームトルザイトリング)を使用します。
位置決め
実際に部品がそろったらスケルトンリールシートの場合リールをセットした状態で一度固定してあげる必要があります。
全体の大まかなバランスはここでほぼ決めます。実釣は最終確認ですかね。
仮止めに必要なのは糸での調整やテープで調整して軽く固定できるようにして位置決めします。
位置決めが終わったらいよいよ接着。100均で買える10分硬化のエポキシ樹脂(透明)が重宝してます。
たっぷりつけてはみ出た樹脂はきれいにふき取りましょう。ふき取りにはラッカーシンナーでOKです。
薄目液としても使用します。

完成
リールシートやリヤグリップを取り付けて乾燥したら仕上げの塗装(コーティング)をします。
ロッドホルダーに固定して漆やエポキシでぬりぬりします。

2~3回塗れば完璧ですけど重量は増します。たかが数グラム気にされる方は飾り巻きも含めてほどほどに。
コーティングが完成したら補強巻きやガイドを固定して最終コーテイングを補強巻き部分に施して完成です。

補強巻き
竹竿作りで大切なのが節間の補強巻きがあります。
竹を曲げてみると節間でパンッてな感じではじけるように破裂しますので糸で補強をしてあげます。
飾りも含めて最小限にできればいいでしょう。
ぜひ世界に一つのロッドで釣りしませんか❓