いろんなタケノコ

タケノコの季節は3月頃、孟宗竹から始まり、ホテイ竹、破竹、真竹、北国の宝根曲竹、ほぼ幻の大名竹
孟宗竹 破竹 ホテイチク 真竹 根曲竹 画像引用大名竹
6種類のタケノコが春から夏にかけて楽しめる。
孟宗竹だけは地中深く掘る作業があるため難しいが、地中にまだ出ていないものをぜひ探してほしい。新鮮であればあるほどあくが少なく美味しくいただける。
疲労回復に
タケノコにはうまみ成分であるアミノ酸が多く含まれています。ゆでた時にでる白い粒状(シロチン)のものは害はない。これらの成分は疲れをとる働きもあるそうだ。
カリウムを多く含みナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、高血圧予防や、足などのむくみをとる作用もある。
アクが強いので食べ過ぎに注意し、 しっかりとあく抜きをすることが必要。
食べても分かるとおり食物繊維を豊富にふくんでいるため、便秘や大腸がんなどの予防効果。
簡単な剥き方
皮付きのまま真ん中からざっくりと 残りは大量のごみ(笑)
茹で方と料理
ホテイチクやハチクはそれほどアクは強くないので、水から入れて、沸騰してから15分程茹で、火を止めてそのまま冷めるまで放置しておくだけで大丈夫。冷めたら皮を剥き、冷水に移し、タッパーなどに入れて冷蔵保存。
大量の時は寸動鍋を使用します たっぷりの水で(真竹)
モウソウチクやマタケの場合、先端を斜めに切り落とし、皮を剥きやすいように縦に身の手前まで切れ目を入れる。皮ごと茹でるのは、皮にアクを抜く作用があるそうだ。
米ぬか、鷹の爪を水とともになべに入れ、そこに筍を沈め落し蓋をして火にかける。ぬかに含まれるカルシウムが筍のアクに作用してエグミを取ってくれる。米のとぎ汁も効果がある。
根曲竹は採りたてはほぼあくを感じない。採りたてを皮をむき先端の柔らかいところをほうばるとみずみずしく甘い。湯がいて保存か皮をむいてそのまま調理してもいい。皮付きのままラップで包みレンジで1分くらい加熱して、熱々を食べてみてほしい。甘く非常に美味しい。ゆでたて、焼きたてもうまい。トウモロコシのゆでたてのにおいがする。

鹿児島に大名竹と言う大そうな名前のタケノコがあるのをご存じだろうか。ほぼ市場には出回らない希少な竹の子だ。夏場にとれるタケノコであくが少なく非常に美味しいらしい。竹自体は観賞用で栽培されているようで手に入れたい竹である。ぜひともタケノコを食してみたい。
新じゃがとも相性がいいし、みそ汁も美味しい。
茹でたてをお刺身で 皮付きのまま丸焼き タケノコご飯に
竹輪とホテイチクの炒め煮 真竹と竹輪のピリ辛炒め チンジャオロースー タケノコのキーマカレー。温玉トッピング とうもろこしとのかき揚げ 茹でて天ぷらに
自家製シナチク
シナチクとかメンマは醗酵させてつくるのだが、1cmくらいに細長く切ってざるに並べ天日干しでもおいしい乾燥タケノコができる。カラカラになるまで乾燥させて保存する。食べるときは水に戻し使用するのだが煮物や炒め物の具に適しているので試してほしい。梅雨時期はすぐにカビが生えるので注意。
なんちゃってメンマ
たっぷりの水で茹でてから食べやすい大きさに切りそろえ水気をふいて瓶詰め。なみなみと出汁醤油を注いで完成。1日位ですぐに食べられます。どのくらい日持ちするかわかりませんが、カビに注意。赤唐辛子鷹の爪を入れて冷蔵保存しましょう。少ししょっぱめですがご飯のお供に最適。