意外と危ない山菜採り。

山菜採りは土地勘のない方が単独で山に入ることは避けたほうがいい。
というのは、慣れた方であっても滑落や遭難、クマに襲われるなどの事故が毎年起きている。山菜と見間違えて毒草を誤食するケースもある。
土地勘があったとしても単独行動は控えることをお勧めする。正直お年を召した方がなくなるケースが毎年発生しているのは確かだ。若かりし頃は多少の転倒ではなんともなくても老いには勝てぬもの。
また山林には必ず所有者がおり、断りなく入り込んで山菜を採取するのは不法侵入で、はっきり言えば窃盗である。山菜取りが山菜泥棒にならないようにしたい。入山料と言わず挨拶をすれば快く入山していい山もたくさんある。
正直山菜は放置していればそのまま土に還るだけ。山の恵みを少し分けていただくという気持ちが必要だと思う。
自分の山に他人がいたら快く思う人がはたしているだろうか?
ましてや根こそぎ持ちだしていく輩が以前たくさんいたし、実際入山禁止になった山林がたくさんあるのを知っている。嘆かわしいことだ。山菜に限ったことではなく人間の悪しき習慣かもしれない。
また、不慣れな方が図鑑などにわか仕込みの知識で採取するのもおススメできない。誤食の危険がある。似ているからと普段食べないものを食べて最悪の場合死に至る事例が報告されている。ましてや食堂で出されていたものが毒草でしたと報告されている事例もある。バイケイソウが重たる誤食の代表だろう。オオバギボウシや行者ニンニクに似ている。
姿かたちが似ているが匂いが違うとか特徴がさまざま。昔は食べられたけど今は毒が発見されたとかあるので注意が必要なのは言うまでもない。
しかしながら、山菜は食べるだけではない。春を待ちわびる雪国の方々に限らず、季節を感じる楽しいレジャーでもある。ツテがあればぜひ、その楽しみを分けていただこう。
このブログで紹介している山菜は私個人の推薦する山菜たちです。機会があれば是非ご賞味あれ。