モタードバイク(オーバーホール)

自分でメンテ

クラッチのベアリングを交換して試乗しても異音が出る。改めて確認し、店長の意向で、自分でオーバーホールをやることに相成りました。店長に時間がないのと節約の為、おそれいります。🙇場所と工具をお借りします。

実際にやると意外と大変。じっくりと確認しながら各パーツを分別しながらばらしていきます。それぞれ分けて保管しないと組み立てるときたいへんです。サービスマニュアルがないと正直難しいと思いますが、強い味方の店長がいるので確認しながらの作業です。

ばらすときの注意点は各パーツごとの保管。

エンジンがばらせたら各部の点検を行います。今回は異音がしたのでエンジン全バラです。正直部品を点検してみても悪いところが見当たりません?こんな時は通常ほとんどの部品を取り換えてしまうそうですがお金がかかりすぎるので今回はベアリングとシール、ガスケット、ピストンリング関係を取り替えます。点検中にひとつ気になる部分が3速ギヤ。ギヤが当たる部分での編摩耗と小さな欠けを発見。もしかしたらこいつかもしれないので交換することにしました。部品を注文して次の週末に組み立てます。部品代閉めて50000円を超えました。

週末になりさっそく組み上げていきましょう。ガスケットをきれいに傷をつけないようにスクレーパーで剥ぎ取ります。傷がついたらオイルストーンで磨いたほうがいいでしょう。今回は無し。

ミッションを組み上げる前にシールとベアリングはすべて交換します。向きを間違えないように確認しながら組んでいきます。ミッションも向きを間違えないでくださいね。ポンチマークやら文字やらいろいろありますからサービスマニュアルは必需品です。わからないときは店長に確認必須。

ちなみに2級整備士の資格は持っておりますが、何せ30年ぶりにエンジンをメンテすることになったのでなかなか大変です。

それにしても、さすがバイク屋です。工具がすべて有りますのでスムーズに作業が進みます。技術もそりゃ必要だけど工具がなければはっきり言って無理。特にクランクとか外すときは専用工具がないと外れません。バルブもしかり。バルブはハンマーでたたけば取れるけどつけるときは無理かな。変に壊してしまう可能性があるので専用工具を使いましょう。

エンジンを組むうえで大事なことがボルトの締め付けトルク管理。エンジンは特に均等に適切なトルクで絞めつけてあげましょう。中央から外側に向けて対角にが鉄則。

そんなこんなで久しぶりに作業を始めて2日間で組みあがり次週はついにフレームに乗せるとこまで来ました。

ここまでくれば完成したも同然w。配線類をまとめ上げエンジンに火を入れます。

セルを回し・・・バンッとかかりましたよ。うれしーーー。生き返ったーーー。

ついに完成・・・と思いきや何やらポタっと垂れるものが。

右のケース下から漏れている。ウォーターポンプの近くに穴が開いているところから出ているようだ。

オイルシールの向きは間違っていないが交換します。ペンチで引っ張れば取れます。

穴は冷却水とオイルが混ざらないようにしてある。そこで今回はオイル漏れ。

ベアリングはボルトを当て軽くたたくと取れます。専用工具もありますよ。

なんかやらかしたかな?しょうがないので新しいオイルシールとパッキンを頼み組み直しです。組み直し再度確認・・・・

OK。いい感じで回ってます。

(ちなみに次の週に試乗したところ異音無し。すこぶる調子がいい。おそらく異音は3速ギヤの編摩耗と小さな欠けだと思う。)

別のお客さんですべてのベアリングを交換しても異音が出ていたらしい。

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