新築&リフォーム
2020年9月10日
スタイロフォームを使った基礎
住宅に限らず必要な基礎工事。設計に沿った基礎を作るにも埋設配管だらけで砕石を敷き込むことが困難だし転圧しないと強度が保てないといったことがよくあるんです。
そこで床断熱用のスタイロフォームを使う方法があります。ただ値段が高いんですよね。
50㎜厚で1枚2000*1000で1500円位しますのでおいそれとは使えませんが断熱効果と圧縮強さは抜群です。
下の写真はスタイロフォームを使った土間下断熱材敷き込み例です。
これに基礎配筋を行ってコンクリートを流し込んでいきます。ガムテープの部分は1枚なのでコンクリートを流し込むとき浮かないように抑える必要があります。重ねている部分は接着剤で張り付けていますから心配ない。一番下の白く見える部分はレベルコンクリートを流し込んで平らにならしてあります。レベルコン(通常捨てコン)と言うのは建物の位置を正確に出すために墨汁で墨を打つためです。
住宅に限らず土間下には防湿シートを張り断熱材を敷き詰めることにより湿気や冷えから保護することを行います。昔の床下は土のまんまが多いです。床に断熱材を敷き詰めるといいでしょう。
またコンクリート壁とかに吹き付ける断熱材とかも効果的です。金額に合わせて選ぶ必要はありますね。
ただ気を付けないといけないのは石油製品ですので火に非常に弱く燃えやすいし燃えると有害な煙が発生します。火にだけは注意しましょう。