新築&リフォーム
2020年9月17日
床の補強増し張り
今回床の痛みがあるので何とかしてほしいという依頼があり某お宅を訪ね確認。
床を歩くとたまにへこむ場所がある。フローリング調のビニールシートが張ってあるがおそらく湿気で傷んだのではないか?
予算と部屋の使用頻度を考えると1日で終わらせる必要があるため、床の確認と補強を含め増し張りがよさそうだ。早速見積もりを行い日程を決める。
今回は9坪(約30㎡)で材料消費税込み15万、お得意さんなのでしょうがない。

材料をそろえ段取り日を決め作業開始。床下の確認の為、悪いところを切り込んで確認すると、継ぎ目の部分に垂木がない。これではたわむわけだ。昔はよくあったらしいが今では考えられない施工だ。多分元は畳が敷いてあったのをビニールシート貼りにしたのかもしれないがヒドイね。

床下を確認しても腐食しているわけでもないのでこのまま補強もかねて新しいフローリング材を貼り込んでいきます。
既存の張り方向と直角にノリをばっちり利かして、はめ込むのは傷をつけないように当て木をしてゴム製のハンマーでたたき、隠し釘で止めていきます。


エアータッカーと言うものです。のりはネタボンド(強力ですよ。)隠し釘を地道に金づちで打てば機械がなくても出来ますが時間は3倍ほどかかります。

壁とかの取り合いは隙間が出るためシーリングで処理します。そして12㎜の板を1枚貼ったわけなので当然段差が出来てしまいますが押さえ金物やプラスチック系の段差を解消するものできれいに処理して完了です。

床板が傷んでどうしようもないときは増し張りが一番おすすめです。