夏が旬の山菜

山菜は夏が旬のものもある。

お気に入りの場所でキャンプをしながら山菜を探してみるのもいいかもしれませんよ。沢の近くでは山わさびが見つかるかもしれません。わさびの場合はくれぐれも根っこは持ち帰らずに葉と茎をいただきましょう。そのほかの山菜も毎年楽しむためにも間引くように採取しましょう。

代表格がウワバミソウ(ミズナ)6月~10月

沢の近くや林の中の湿ったところで群生している。太いのを間引くように柔らかいところから採るようにする。(根っこは戻してあげることが必要。)

ミツバ4月~9月

沢の近くや水辺に多く生えている。薬味や天ぷらお浸しなんかは歯ごたえと香りが楽しめていいですよ。栽培物より香りが強い。

ミョウガ5月~9月

天然物はあまり見かけないがたまに自生しているときがあるので注意深く探してみてもいいでしょう。栽培している可能性が高いので注意。

アカザ科シロザ

中心付近が白いものが多く稀に赤いものがあるが同じ種類。栄養価がほうれん草より高い。茹でるときに意外と青臭い匂いがするが癖がなく美味しい。

正直そこら中に生えている雑草としての扱いだ。古代から戦時中まではよく食べられていたらしい。野菜が豊富になり見向きもされなくなったみたいだが、最高の夏野菜(山菜)の一つだ。秋になり成長し枯れてくると固い木のようになり軽くまっすぐで杖に最適らしい。アカザの杖と言うそうだ。アカザは赤い色素成分が良くないというが、たまに食べる程度では、さほど問題にすることはないと思う。

  • 産毛が白く見える。
  • 柔らかいところからぽきっと。
  • 中央が赤いものもまれにある。

イヌビユ

シロザに似ている葉で先端が矢羽根のようにくぼんでいるので見分ける。これも田畑の跡地とか雑草扱いされているようで意外とたくさん生えている。昔はよく食卓に出ていましたが最近は食べる人もあまりいなくなったようだ。ごま油での炒め物や天ぷらとかでいただくと癖がなく美味しい。

スベリヒユ

  • 田畑の嫌われ者
  • どこにでも生えている多肉茎の植物

パースレイン。スベリヒユの英名
オメガ3脂肪酸と言う栄養素を豊富に含むスーバーフードであることが最近注目されています。雑草としてのイメージしかないと思いますが、サラダやお浸し、油いために天ぷらなど利用できます。湯がいたものを干して乾燥させるとゼンマイの代用にもなります。生では青臭く少し酸味があり湯通しか油いためがおすすめ。当然雑草扱いなのでそれなりの癖がありますが病みつきになる可能性もありますので是非。

ヨモギ

これこそ至る所に見かける山菜だろう。春先の新芽が香りもよく草餅とかに利用されるが夏に伸びた先端の柔らかいところも天ぷらでいただける。癖が強い為2つくらいで十分だ。湯がいて程よくあく抜きしたものを天ぷらにしてもいいかもしれない。

お茶の葉

栽培物がほとんどだが新芽の柔らかい部分が天ぷらでおいしい。さわやかなお茶の香りが鼻をくすぐる一品に仕上がる。家庭にあるお茶の出がらしも利用できる。

ドクダミ

そこかしこにある雑草。これも一度だけ食べたことがありますが、天ぷらにするとあの独特の匂いが気にならず意外と美味しい。試す価値はありますよ。

コンフリー

観賞用あるいは食用で栽培されていたもので天ぷらとかで食べた方もいらっしゃるのではないでしょうか。ただ2014年、主に肝機能障害を起こす弱い毒性があることがわかり、現在は摂取を控えるように厚生労働省から通達が出ているそうなのでご注意。少量であれば差し支えないそうなのだが?

ホップ

ご存知のビールや発泡酒の原料。野生化したホップがたまに見受けられますので天ぷらでいただきましょう。苦みがきつい場合は一度湯がいてから天ぷらにするといいでしょう。ほろ苦いさわやかな味で意外と美味しいですよ。

山菜は好き嫌いが多く人により様々だが、山菜の本を片手に野外遊びで美味しいと思えるものを探すのもまた楽しいんじゃないでしょうか。食材を探しながらのキャンプや山歩きも楽しいものです。

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