竹竿(芽取り、節磨き、フェルール取付)

丸竹ロッド製作
芽取り、節磨き、フェルール取付。
芽取り
タメが終わった竹の芽取りを行います。節から出ている芽を小刀、やすり等できれいにとっていきますが、傷をつけない様に節の上下に養生テープを巻きます。
節磨き
キレイに芽取りが済んだらサンドペーパーできれいにします。♯240位でいいでしょう。節の段差を軽く取る程度で辞めます。塗装前には#800~1000で軽く仕上げます。
滑らかになれば出来上がり。細い先端部分は特に気を使い仕上げましょう。もし失敗して折れたら細い竹かグラス芯での補強も可能です。又は、折れてしまっても穂先を変えられるように工夫してもいいかもしれません。今回は先端は焦がしてしまったのでグラスを使用する予定。交換式にしようと思案中
フェルール取付(印籠継)
今回は印籠継で行います。金属継ぎ手を使用するつもりでいたが再利用品を外すときに熱しすぎて大失敗。
😢もう使えません。すごい勢いで飛ぶので熱しすぎにはくれぐれも注意してください。エポキシ樹脂を使用していました。強度的にも問題ないのでエポキシ以外を使用したほうが取り換えは簡単にできます。フローリング補修用の透明な樹脂が使用できるのですが業務用のヒートガンが必要になります。樹脂が固まってからも熱して柔らかくできるので調整しやすいです。これがあると竹の曲がり直しとかも比較的容易にできるので重宝しますよ。意外と強力なので焦がさないように注意が必要です。これがないときはエポキシを使用していました。
仕方ないのでグラスで対応。テーパー状に両端を削るのが大変です。(以前製作していたのを使用します。)
竹の直径に対して2/3程度の太さをチョイスしましょう。(外径9mm、芯6mmを使用)竹の断面を見ていただくとお分かりになると思いますが白い部分が少し残る程度(1mm程度残す)までは穴を広げて構わないでしょう。(外側の繊維質が重要)。心棒との曲がりの兼ね合いも重要なので全体のロッドの調子で決める必要があります。接着する前にロッドの調子を確認しましょう。
接着
ここではエポキシ樹脂を使用します。3分間硬化型(速乾)タイプを使って接着します。接着時間によって種類がたくさんあるので用途に応じて対応します。100円ショップで購入。たっぷりと塗って気泡が抜けきるまでぐりぐり差し込んで完了。速乾なのでなるべく急いで作業しましょう。
続く。
